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【レポート】峡南地域活性化シンポジウム

4月25日、富士川クラフトパークにおいて、峡南地域活性化シンポジウムが開催されました。
NPO富士川・夢・未来と得々クラブのコラボレーションで実現したこの企画には、峡南地域の活性化に関心を持ち活動している人たちが40人以上参加し、長時間にわたり熱い議論を交わしました。

当日は、午前中に増穂町、鰍沢町内を視察したあと、富士川クラフトパークに集合しました。
はくばくの長沢会長と身延町の望月町長による挨拶の後、3つの分科会に分かれて1時間半ほど、峡南地域の抱える課題や今後の活性化策について討議しました。

私が参加した分科会では、まず、活性化とはどのような状態を指すのか、この地域がどのような状態になれば良いのか、が論点となりました。
そこでは「生活する人が幸せに暮らしつづけられること」そして「外部から観光客や移住者がやってきて賑わいが生まれ、経済的にも潤うこと」という方向性が確認されました。
この二つは密接に関連し、「生活する人が幸せに暮らしつづけられること」が実現すれば、自然と「外部から観光客や移住者がやってきて賑わいが生まれ、経済的にも潤うこと」にも繋がっていくだろうという見方になりました。

では、現状はどうかという点を確認してみると、急速に人口が減少し、並行して経済の衰退も進行しているということが問題提起されました。特に人口の減少は他の地域でも指摘されているような若年層の減少だけでなく、高齢者層も流出しており、高齢化すら起こらず消滅していく集落も出てくるだろうという情報が示されました。

データはかなり危機的な状況であるということを示していたので、「ではこの地域では、生活する人が幸せに暮らしつづけられることは不可能なのか」と投げかけてみると、地元からの参加者から「それは違う」という力強い反論が聞かれました。

実際に地域で暮らす人からは「健康的で精神的にも豊かなここの暮らしに不満はない」「ここを出ていった若者も定年後は戻ってくる」「周囲の老人たちも甲府の子どもたちの所に行くのを拒んでいる」など具体的な例が提示されました。
地域のキャパシティを考えるとこれまでが「過密」だったのであって、現在は「適疎」であるという斬新な意見もありました。

要は価値観の持ち方次第であり、田舎暮らしの良さを正しく評価できる人が残り、また新しく転入してくるという、好循環が始まっているという見方も可能だと思います。

しかし、現状では峡南の持つ価値を評価できる人は少ないことから、入ってくる人よりはるかに多くの人が出ていき、結果として人口の減少という状況が発生してしまっています。
この点がわかりやすい魅力を持っている富士北麓や峡北と比べると残念な点です。

これからは、マスに対する情報発信から、峡南地域の良さを理解できる人にピンポイントで情報発信する方向にシフトし、価値観を共有できる人を増やしていく必要があると感じました。

活性化のための取り組みとしては、継続的に住民が地域づくりについて語り合う場が必要であることや、強力なリーダーの存在が必要であることなどが提示されました。
特に目新しい話ではなく、これまでも一般論として必要なこととされてきたものですが、これまで継続的な実践が行われてこなかったということでしょう。

今回の会合だけではまだ十分な解決策に踏み込めていませんので、峡南地域の活性化について継続的に話し合う場を持つ必要があると強く感じました。

全体討論で、他のグループの討論結果も聞きましたが、おおむね同様の内容であったと感じています。

全体討論の中では、地域内での連携や協働の必要性を強調する意見が聞かれましたが、これからは個々の主体的な取り組みが重要ではないかと思いました。
個人的には、ある参加者が言った「目指すべき共通のゴールを設定して、アプローチ方法はそれぞれの主体に任せた方がうまくいく」という意見に強く共感しました。



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